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2022.10.15科学・Tech

次世代コラーゲン・カラダラボ WEBセミナー「運動領域におけるコラーゲン摂取の可能性」

次世代コラーゲン・カラダラボ が 10月 13日に開催した「次世代コラーゲン・カラダラボ」WEBセミナーのテーマは、「運動領域におけるコラーゲン摂取の可能性 痛みレスでトレーニングを続けられるしなやかなカラダづくりのためには、低分子コラーゲン摂取が重要」。

日本では肌のイメージが強いコラーゲンですが、海外では欧米を中心に、スポーツニュートリションとしての「コラーゲン」が定着しています。
コラーゲンは、肌だけでなく、関節や靱帯、アキレス腱などの結合組織に多く分布しており、しなやかなカラダづくりに欠かせない成分として注目されています。

運動領域におけるコラーゲンの役割や期待される効果、しなやかなカラダづくりのための、コラーゲンの賢い選び方や効果的な摂り方が紹介されました。

 

「バズーカ岡田」こと、YouTube でも活躍する、日本体育大学体育学部教授 岡田隆先生と、長年コラーゲン研究に取り組んでいるゼライス株式会社の山本祥子さんからスポーツニュートリションとして注目を集める、低分子コラーゲンの可能性について講演がありました。
最後に、次世代コラーゲン・カラダラボのメンバーで、トライアスリートとして活躍されるアンチエイジング専門医の黒田愛美先生を交えて「アスリート先生が勧めるコラーゲン・プロテイン生活」に関してトークディスカッションも行われました。

 

岡田 隆先生
日本体育大学体育学部教授/博士(体育科学)/骨格筋評論家/柔道全日本男子チーム体力強化部門長(~2021年)
-プロフィール-
専門は、トレーニング科学、アスレティックリハビリテーション。
特に体幹の研究、筋肉と体脂肪の研究(筋肥 大・除脂肪・減量)を行っている。著書累計100 万部を突破。
2022 年3 月9 日に「最高の除脂肪食」(ポ プラ社)を上梓。
トレーニングは「心と身体を鍛えるもの」をポリシーに、トップアスリートから一般の方まで、さまざまなフィールドでそれぞれに適したカラダづくりを提案・指導している。
YouTube チャンネル「バズーカ岡田の筋トレラボ」は、登録者数約 26万人。分かりやすいカラダづくりの解説が人気。

 

山本 祥子さん
ゼライス株式会社 テクニカルセンター研究開発グループ課長/金沢医科大学・非常勤講師
-プロフィール-
民間の分析機関に入社後、2008年東北大学多元物質科学研究所に入所。
その後、大手製薬会社の研究機関を経て、2012年ゼライス株式会社中央研究所(現:テクニカルセンター)に入社し現職。
金沢医科大 学・非常勤講師も勤める。日本栄養・食糧学会、日本動脈硬化学会、日本皮膚科学会、日本アレルギー学会、日本口腔インプラント学会、所属。博士(薬学)。

 

黒田 愛美先生
Zetith Beauty Clinic銀座 副院長/トライアスリート
-プロフィール-
獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。
2011年品川スキンクリニック新宿院の院長、2013年には同クリニック表参道院院長に就任。その後は予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の専門医として全国のクリニックで活躍している。
体の内側と外側のアンチエイジング、両方に精通する医師として、多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。
2017年トライアスロン世界選手権日本代表選出。

 

「痛みレスでトレーニングを続けられる体作りとコラーゲンの重要性」岡田 隆先生 講演要旨

 

 

最高のトレーニングを継続するために必要なことは、日々のトレーニングと、痛みを生じないカラダを維持することが重要です。
傷みやすいのは、筋肉よりも腱や筋膜や筋繊維といった結合組織です。
その結合組織を強靭で弾力があり、しなやかにすることで、傷みにくいカラダをつくることができます。
腱のような結合組織は、主にコラーゲンで構成されています。
コラーゲンを摂取することで、結合組織が強化されるという試験結果もあります。
激しい運動後の筋肉損傷に対してコラーゲンペプチドを摂取することで筋肉痛が軽減され、筋機能が回復促進されるという試験結果もあります。
摂取するコラーゲンは、コラーゲントリペプチドのような消化不要でそのまま吸収できる低分子・吸収性が高いものを選ぶことをお勧めします。
結合組織を強化するには低分子コラーゲンを摂取し、筋肉を強化するにはホエイプロテイン・ペプチドを摂取するというように役割分担をした摂取がおすすめです。

 

 

「スポーツニュートリションとしての低分子コラーゲンの可能性」山本 祥子さん 講演要旨

 

 

コラーゲンペプチドの原料は、動物や魚の皮や骨です。
これを加熱・変性・抽出したものがゼラチンで、酵素分解等したものがコラーゲンペプチドとなります。
食べることでカラダ全身に有益な効果が期待されます。
コラーゲンペプチドは、小腸でトリペプチド、ジペプチド、アミノ酸に分解されて吸収されます。
トリペプチドは、一般のコラーゲンペプチドに比べて、数倍から数十倍の吸収性があります。
摂取されたトリペプチドは、皮膚、血管、歯肉、関節、骨、腱などにいきわたり、また、花粉症の予防やアトピー性皮膚炎の症状緩和など体質にも及びます。
トリペプチドは、関節の軟骨のダメージを予防して正常に保ち、骨の骨密度を上げ、腱を太くし、断絶の早期回復します。
コラーゲンペプチドに比べて、コラーゲン・トリペプチドは少ない量で高い有益性が期待できます。

 

 

トークセッション 「アスリート先生が勧めるコラーゲン・プロテイン生活」岡田 隆 先生/ 黒田 愛美 先生/山本 祥子 さん

 

岡田先生:
アスリートにとっては、腱や関節に痛くならないようにトレーニングを継続する必要があります。
トレーニング前後のケアについては、筋肉だけでなく、関節や結合組織にも目を向けてコンディショニングしていくことが大切です。

 

 

筋肉は縮むという動きと引き伸ばされるという動きがあります。
たとえば、アキレス腱はふくらはぎの筋肉とつながっています。
上げるほうに意識しがちですが、下げるときにゆっくり深く力を出しながら行うエキセントリックトレーニングを行います。
筋トレ界では、プロテインに加えて、より吸収の早いアミノ酸のサプリメントを摂る人が増えています。
同じことがコラーゲンにも言えます。
気楽に行う運動のほうが、準備をしないで痛めてしまうことが多いですので、食べ物から摂るインナーケアを含めて、事前のケアが重要です。

 

黒田先生:
私はトライアスロンを行っていますが、全身バランスよくしなやかなカラダ作りが必要です。
オリンピック選手でさえ、ちゃんとした栄養指導を受けていない選手がいます。
コラーゲンの生成には、ビタミンCと鉄分を一緒に摂ることがオススメです。
運動をする、しないに関わらず、すべての人の健康のために、コラーゲンを摂っていただきたいです。
摂取によって、運動だけでなく、肌もきれいになって美容にも効果があります。

 

山本さん:
コラーゲン・トリペプチドはゼラチンをアミノ酸3つまでに分解していますので、小腸からそのままの形でスピーディに吸収されます。
コラーゲン・トリペプチドであれば、より少量での効果が期待されます。

 

 

次世代コラーゲン・カラダラボとは?

 

コラーゲンは、全身の臓器をつくり、また全ての細胞を支え、つないでいます。肌も血管も骨も、コラーゲンなしでは成り立ちません。全身のタンパク質の 30%をも占めるコラーゲンは、文字通り「カラダのもと」といえます。

広く知られるようになったコラーゲンですが、誤解を含む情報も少なくありません。次世代コラーゲン・カラダラボは、様々な分野の専門家の知見や最新研究などを交えながら、ヒトのカラダを支え続けるコラーゲンの健康価値を見つめ直し、正しい情報を伝え、賢い摂り方を提案するために設立されました。これからの時代に必要なコラーゲンの魅力を発信していきます。

 

公式HP: https://jisedai-collagen.jp/

 

(情報提供: 次世代コラーゲン・カラダラボ広報事務局、編集: 森川 創)