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2023.04.19科学・Tech

『ガンマ波サウンドを活用した生活に溶け込む認知機能ケア』に塩野義製薬とピクシーダストテクノロジーズ他各社が連携を発表!

 

塩野義製薬株式会社(以下「塩野義製薬」)とピクシーダストテクノロジーズ株式会社(「PxDT」)は、日常生活の中で認知症の予防、認知機能の改善が可能な社会の実現を目指す「ガンマ波サウンドを活用した生活に溶け込む認知機能ケア」に関するパートナー各社との連携について昨日 4月 18日(火)に発表しました。

 

■連携各社
・塩野義製薬株式会社
・ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
・株式会社 NTT ドコモ
・株式会社学研ココファン
・SOMPO ひまわり生命保険株式会社
・三井不動産株式会社

 

 

「ガンマ波サウンド」は、テレビやラジオなどの音をリアルタイムに 40Hz 周期の音に変調することができる特殊な技術(以下、「ガンマ波変調技術」)を用いた、生活をしながら認知機能をケアできる可能性がある音のことです。

 

■背景

高齢化の進展に伴って認知症の有病者数はさらに増加すると予想されています。
既存治療法に対する患者満足度は高くなく、新たなソリューションの開発が求められています。

 

コンセプトムービー:【塩野義製薬×ピクシーダストテクノロジーズ】音で、認知症に挑め。

 

 

【用語解説】

 

「ガンマ波サウンド」について

「ガンマ波サウンド」は、テレビやラジオなど、日常のあらゆる音をリアルタイムに変調することで、生活をしながら認知機能をケアできる可能性がある音です。
40Hz の周波数は、ヒトが記憶や推論などの問題解決型の思考をしているときに現れる脳波「ガンマ波」と同じ帯域で、認知機能障害の特徴の一つとして、脳内で認知機能を発揮するのに必要な脳の特定のリズム活動(ガンマ波)が低下していることなどが報告されています⁴。
また、40Hz 周期の音の呈示によって、マウスの認知機能が改善した研究結果や、ヒトを
対象とした臨床試験においても 40 Hz 周期の音と光を用いて認知機能悪化の抑制や脳萎縮の抑制を示唆する研究結果が得られており、40Hz 音は世界的に注目を集めています ⁵。

一方、これまでの研究で用いられた 40Hz 音は音声情報などを含めることの出来ない単調なパルス音であり、毎日長い時間聞き続けるには負担が大きく、日常生活の中に取り込みづらい可能性がありました。
塩野義製薬と PxDTでは、この課題を解決するために、テレビやラジオなどの音をリアルタイムに 40Hz 周期の音に変調することができるガンマ波変調技術を用いた「ガンマ波サウンド」を共同で開発しています。
また、ガンマ波変調技術による 40Hz 変調音においてもヒト脳内でのガンマ波が惹起されることを確認しています。

「ガンマ波変調技術」について

テレビやラジオなどの音声をリアルタイムに分析し、ナレーションやボーカルなどを出来る限り劣化させずに 40Hz 音に変調して流すことが出来る技術のことです。
塩野義製薬とPxDT が有するノウハウと臨床研究によって生み出された、違和感が少なく、認知症予防・認知機能改善が期待される音を実現する技術です。

 

(情報提供:塩野義製薬株式会社、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社)