楽しいニュース.com

世の中の明るいニュース、あつめました!

2023.08.21エンタメ

映画『緑のざわめき』出演の女優 岡崎紗絵さんに独占インタビュー!

既報(※)のとおり、映画『緑のざわめき』が9月1日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開されます。

 

※ 大阪アジアン映画祭正式出品作品 福岡、佐賀を舞台に、3人の異母姉妹が織りなす物語『緑のざわめき』9月1日(金)より順次公開!

https://tanonews.com/?p=65098

 

『緑のざわめき』の主人公・小山田響子役 松井玲奈さんの異母妹で彼女をストーカーする菜穂子役を演じた 岡崎紗絵さん(以下、岡崎さん)に独占インタビューしました。

 

岡崎紗絵さん

ヘアメイク:サイオ チアキ(Lila)

スタイリスト:稲葉 有理奈(KIND)

 

 

- ドラマでは比較的明るい役が多い岡崎さんですが、『緑のざわめき』ではストーカーのような役柄を演じていかがでしたか?

 

岡崎さん:

私の中では、すごくチャレンジした役でした。

これまで明るい役が多いと感じていたので、いつかは挑戦したい「陰」の役にこのタイミングで出会えてすごく嬉しかったです。

難しい役で悩みましたが、その都度、監督が話し合いをして解消してくださったので、すごく助かりました。

 

- 具体的にどのようなシーンが難しかったですか?

 

岡崎さん:

お姉ちゃんである小山田響子(松井玲奈さん)のおうちに上がり込んだシーンは、お姉ちゃんのあとを付けてきたことがばれてしまう衝撃的なシーンになっているのですが、どれぐらいの温度感でセリフを言うのかとても難しかったです。

作品の中でそれまでは一方的に追っていくだけだったのですが、ここで初めてお姉ちゃんと対峙し、ストーキングした自分の身も明かすというのを演じるのにすごく悩みました。

このシーンに臨む前に監督とすごく話し合いをしました。

言葉ひとつにしても、お姉ちゃんにぶつけるのか、それとも、自分の中で考えながら、つい出てしまった言葉なのか、それで意味合いが違ってきたり、お姉ちゃんの反応も全然違ってきたりしてしまうので、すごく考えました。

 

 

- ここは自分を誉めてあげたいというところはどこですか?

 

岡崎さん:

いやー、褒めてあげたいところなんてなーい(笑)

悩みながらやっていて、現場のみなさん、特に監督やキャストのみなさんに支えていただいたので、自分を褒められるかどうかはわからないですね。

公開してから作品をご覧になった皆さんの評価を知りたいですね。

 

- この作品の見どころを教えていただけますか?

 

岡崎さん:

すごく繊細に心の動きを捉えているシーンが多い作品で、ちゃんとした明確な答えはないけれど、ただ「悲しかった」「嬉しかった」というだけでなく、もっと複雑なものがある映画です。

3姉妹それぞれの生きてきた過程がある中で、問題やコンプレックスに思っているものを3人それぞれにかかえています。

みんな生きている中で、コンプレックスの一つや二つ、悩みや嫌なところって持っていると思います。

そこにフォーカスされているような気がしていて、観終わったときに、自分と向き合えたり、自分を見つめ直せたりするきっかけをもらえる作品じゃないかと思います。

答えは出てこないかもしれないけれど、自分と向き合える時間を少しでも持ってみるものいいな、と私自身も思ったので、そういうところがポイントになると思います。

 

 

- 撮影している合間にしていたことはありますか?

 

岡崎さん:

作品にも印象的な場所がたくさん登場しますが、ロケーションもものすごく良かったので、よく写真を撮っていました。いい写真がたくさん撮れました。

それがきっかけで個人的には、共演者の皆さんとは距離が縮まった感じがありました。松井玲奈さんは、役的には、”憧れの人を撮っている自分”みたいな役とリンクするところがあって、すごくいい写真がたくさん撮れたのが私にとっては良い思い出です。

 

- 公開に合わせて撮った写真の公開予定はありますか?

 

岡崎さん:

SNSに公開できるようだったら、しようと思います。

 

 

- 映画の中で公衆電話をかけるシーンがありますが、公衆電話はかけたことはありますか?

 

岡崎さん:

小さい頃にかけたことがあったので、電話のかけ方も知っていました。

テレホンカードも持っていました。ギリギリ知っている年代です(笑)

 

- 映画の中で、友達と一緒に旅館に泊まって寝るシーンがありますが、片足だけ布団から出して寝るところがありましたが、ご自身の寝相はどうでしょう?

 

岡崎さん:

落ちたりはしないし、そんなに悪くはないと思います(笑)

小さい頃、手を上にあげて大の字にして寝ていることはあったそうです。

映画は足でしたが、本当は手です(笑)

人生で初めて寝相のことをインタビューで聞かれましたー!(笑)

 

 

- 昨年 11月にけやき坂イルミネーション点灯式に SNOW QUEENとして登場された際に「来年の目標は?」との質問に「目の前の作品に向き合って、気持ちをこめて一つ一つを大切にがんばっていこうと思っています。」と答えられていましたが、目標は実行できていますか?

 

岡崎さん:

それはできていると思います!

 

- 点数をつけるとしたら?

 

岡崎さん:

一つ一つ大切にしようとする心は持っていますので、それはもう100点で!(爆笑)

ちょっと自分に甘いかな?(笑)

 

 

- プライベートでは、何をしているときが楽しいですか?

 

岡崎さん:

世間的にもサウナブームですが、ブームになる前からサウナが好きです。

特に疲れたときにはサウナに行っています。温泉にもよく行きます。

この作品の舞台が佐賀だったので、撮影の合間などに佐賀の有名な温泉に一人で行くほど好きです。

あと、神社が好きなので、パワースポットや歴史を感じる場所に行けたときも楽しいです。

 

- ありがとうございました!

 

©Saga Saga Film Partners

 

『緑のざわめき』

 

出演:松井玲奈 岡崎紗絵 倉島颯良

草川直弥(ONE N’ ONLY) 川添野愛 松林うらら 林裕太

カトウシンスケ 黒沢あすか

 

監督・脚本:夏都愛未

プロデューサー:杉山晴香 / 江守徹

撮影:村松良 照明:加藤大輝 音楽:渡辺雄司

配給:S・D・P 製作:「緑のざわめき」製作委員会

2023年/日本/カラー/4:3/Stereo/115分 ©Saga Saga Film Partners

文化庁「ARTS for the future!2」補助対象事業

 

公式サイト: https://midorinozawameki.com

公式ツイッター: https://twitter.com/midori_zawameki

公式Facebook: https://www.facebook.com/midorinozawameki

 

9月1日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開

 

■プロフィール

 

菜穂子役:岡崎紗絵 Sae Okazaki

 

1995年11月2日生まれ。愛知県出身。

2015年より俳優として実績を重ね、代表作ではドラマ「教場Ⅱ」、「ナイトドクター」、「日曜劇場オールドルーキー」等、話題作に出演。

「花嫁未満エスケープ」では主演を務めた。

映画では、今泉力哉監督の恋愛群像劇『mellow』(20)でヒロイン役を好演。近年の出演作に『名も無い日』(21)、『シノノメ色の週末』(21)がある。

 

■イントロダクション

 

第18回大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門に正式出品された、福岡、佐賀を舞台に、3人の異母姉妹が織りなす物語を描いた『緑のざわめき』。

本作は、新鋭・夏都愛未監督(『浜辺のゲーム』)が、大江健三郎や中上健次の文學にインスパイアされ、葉脈と血の繋がり、ファミリーツリー、性と聖の繋がりをテーマに描くオリジナル作品。

3人の異母姉妹に、元カレ、女子会メンバーらが交わり、物語は思いもよらない方向へと進んでいく…

 

女優を辞め、東京から生まれ故郷のある九州に移住しようと福岡にやってくる主人公・小山田響子役で、主演映画『よだかの片想い』や、 NHK大河ドラマ「どうする家康」でのお万役でも存在感を示した松井玲奈が出演。

響子の異母妹であり、彼女をストーカーする菜穂子役を、『mellow』でヒロインを演じた岡崎紗絵、同じく響子の異母妹で佐賀の集落に暮らす少女・杏奈役を、オムニバス映画『21世紀の女の子』でも夏都とタッグを組んだ倉島颯良が演じる。

 

その他、響子の元カレ・宗太郎にダンス&ボーカルユニット「ONE N’ ONLY」のRAP&ダンサーの草川直弥、菜穂子の友人・絵里に『忌怪島/きかいじま』での熱演も記憶に新しい川添野愛、響子の親友・保奈美に『蒲田前奏曲』の松林うらら、杏奈に思いを寄せる透に『草の響き』の林裕太、村に住む長老にカトウシンスケ、杏奈の伯母・芙美子に黒沢あすか等、フレッシュな若手や実力派が集結した。

 

■あらすじ

 

過去の痴漢被害のトラウマを抱えて生きてきた響子(松井玲奈)は、病を機に女優を辞め、東京から生まれ故郷のある九州に移住しようと福岡にやってきて、元カレの宗太郎(草川直弥)と再会する。

 

異母姉の響子と繋がりたいと、彼女をストーカーする菜穂子(岡崎紗絵)は、異母姉妹ということは隠し、響子と知り合いに。

 

施設に預けられていて、8年前から佐賀県嬉野で叔母の芙美子(黒沢あすか)と暮らす高校3年生の杏奈(倉島颯良)は、自分宛の手紙を勝手に読んだ叔母に不信感を募らせていた。

「まずは話してみませんか?」という支援センターの広告を見て、身元もわからない菜穂子からの電話に、悩みを打ち明け始める。

同じ頃、杏奈に思いを寄せる透(林裕太)は、杏奈とうまくいくよう、集落の長老・コガ爺(カトウシンスケ)に相談しに行っていた…

 

就職活動がうまくいかない中、 地元・嬉野に戻り、親友の保奈美(松林うらら)に就職の相談をする響子は、ひょんなことから自分と杏奈が異母姉妹ということを知ってしまう。

菜穂子は、宗太郎に恋焦がれる絵里(川添野愛)等いつもの女子会メンバーとの旅先を嬉野に決め…

 

(編集・撮影: 森川 創)