株式会社永谷園ホールディングス(以下、永谷園)から、秋冬の新商品5点が順次発売されます。
新商品発売に伴い、各商品ご担当者から新商品の説明を受けながら「永谷園 秋冬新商品プレス発表会・試食会」が昨日 8月 23日に実施されました。
当日は、プレス各社の担当者が少人数のグループに分かれ、商品ご担当者様から新商品の特長について説明がありました。
マーケティング企画部長 福井弘幸さん(神輿部所属)
「企業理念の ”味ひとすじ” は、単に味を追求しているだけでなく、どんな時代においても今までにない、お客様に美味しいと感じてもらえるものを出し続けようという決意が込められた言葉です。
お客様に思いを馳せ、お客様に寄り添い、我々にできることを考え抜き、お客様がまだ気づいていない価値を提供する商品をお届けしようと思っています。
今回発表する新商品についても、生活者の豊な食卓の一助となる商品になると確信しています。」
多様化する食卓に寄り添う、新しい食体験を提案 永谷園が2023年秋冬の新商品を発表
■パリサクかつおふりかけ(黒コショーガーリック味/おかかチーズ味)
永谷園として4年ぶりのふりかけ新商品。
おとなのニーズに寄り添ったふりかけで話題の「おとなのふりかけ」発売から 34年。
今回は中高生ニーズに合わせたふりかけを発売します。
磯部秀行さん(中高生にちなんで学ランで登場!)
「中高生の二杯目ごはん」というテーマで商品開発をしました。
2つのパッケージをつけると1つの茶碗になります。
ふりかけは、従来、中高生が満足するものがなかなかありませんでしたので、今回、中高生の舌に合うものを、ということで開発しました。
ポイントは、3点あります。素材感、食感、濃い味です。
健康に良いものを親が子供に提供するということで、かつお節そのものを食べているような素材感のあるものにしました。
パリサクというようなキャッチーな食感にするために、大きなフレークを作りました。
この大きなフレークを作るのが苦労しました。
「黒コショーガーリック味」の中身 「おかかチーズ味」
「黒コショーガーリック味」はローストガーリックとフライドガーリックの2種類を使い、「おかかチーズ味」はボーダチーズを使って、濃い味付けにしました。
パッケージの底にもちょっとしたデザインが施されています。
パッケージのかつおのイラストも良くみるとちょっと変わった表情をしています。
「黒コショーガーリック味」は、スナック菓子を思わせるような味付けでした。
また、黒コショーの刺激が、食欲をそそるので、食が進まない人にも合いそうな感じがしました。
「おかかチーズ味」は、青カビチーズを思わせるようなちょっとクセのあるチーズの味で、チーズ好きな人には好かれそうな味でした。(編集部の感想)
■煮込みラーメン とんこつしょうゆ味
秋冬限定商品で不動の人気の煮込みラーメンから新味「とんこつしょうゆ味」が登場。
隠し味はなんと…チキンオイル!?
津尾奈津女さん
しょうゆ味、みそ味、鶏しお味の3種類をベースとして、毎年、別の味を出しています。
去年、海鮮ちゃんぽん味を出しまして、今年は、とんこつしょうゆ味を出します。
とんこつしょうゆ味というと、ニンニクたっぷりとか背脂たっぷりといったイメージがあるかもしれませんが、今回は子供でも食べやすいようにまろやかな味になっています。
とんこつしょうゆ味は子育て世帯にも人気です。
最大の特長は、麺に入っているかんすいが普通のラーメンよりも多く入っていることから、野菜が柔らかくなって、スープのうま味が染み込んで、スープと野菜と麺が一体化して食べやすくなっています。
子育て世帯でのお母さんの悩みは子供が進んで野菜を食べてくれないということが挙げられます。
煮込みラーメンは、なべ料理のように最後にシメの麺として入れるのではなく、最初から麺を入れます。
野菜が柔らかくなることで、野菜嫌いでも野菜を意識しないでラーメンと一緒に食べることができます。
パッケージを 15%コンパクトにて、裏面に説明を記載しました。
購入者アンケートなどをみると、豆腐や冷凍餃子を追加したり、キノコを入れたり、冷蔵庫にある野菜を追加したアレンジレシピにして活用いただいているようです。
開発ご担当者の話にもあるように野菜がとても柔らかく味がしっかりと染みこんでいて、飽きのこない味でした。(編集部の感想)
■レンジのススメ 八宝菜
「食卓にもう一品ほしい」ときに簡単レンジで作れる。
中華の味にこだわってきた永谷園の自信作です!
佐藤志保さん
レンジのススメのシリーズは、2021年に発売を開始して、今回は第4弾となります。
パッケージは薄いのですが、1つのパッケージで 2-3人前となります。
発売当初は、メイン料理として活用されることを想定していたのですが、薄い商品ですので、ストックしておいて、あと1品というときや、いざというときに利用されていることが非常に多いことがわかりました。
「レンジのススメ 八宝菜」の特長は、材料が豚バラ肉と白菜の2つだけでできるという点です。
それ以外は商品の中にすべて含まれています。
秋冬発売のタイミングで八宝菜を出す理由は、お鍋のシーズンで白菜が使いきれずに残ってしまうということで、余った白菜を活用できるのではと考えました。
レンジにかける前の状態はこんな感じに具でいっぱいになっています。
お肉は一番最後に上に入れます。白菜には味が染みて、お肉にも火が通ります。
野菜にもしっかりと味が染み込んでいて感動ものでした。(編集部の感想)
■パキット
3月に発売した話題商品の第2弾!今回は、和風味「たらこ」が新登場。
三田友理恵さん
160mlのお水を入れて、パスタの麺を半分にパキッと折って入れます。
レンジでチンしたあとは、グルグルとかき混ぜる工程が大切です。
たらこの風味を残すために、たらこをたくさん使用しています。
既存商品については、当初予定していたのは、ランチに女性が利用すると思っていたのですが、実際には、夜に食べる方や間食で食べる方が多いです。
お皿を洗う手間もなく、そのまま捨てられるということで、パッケージのまま直食いするという方も多いです。
既存商品の中では、ボロネーゼが一番多く出ています。
たらこをたくさん使っているだけあって、たらこの風味をとても感じられました。(編集部の感想)
■フリーズドライ こくだしみそ汁 8袋入
「あさげ」シリーズから新商品。
即席みそ汁の新しい楽しみ方を提案します。
松田康汰さん
フリーズドライの一番の良さは、香り立ち良さと、賞味期限が長い点、味噌と具材が一緒になっている点です。
袋を開けた瞬間から、香り立ちの良さを感じていただけます。
次にお湯を指したときに、湯気から香り立ちを感じていただけます。
生みそタイプの場合は、お湯を差したときに温度が下がってしまうことがあるため、フリーズドライの香りのほうがより立ちやすいです。
だしの香りだけでなく、飲み終わったあとの舌に残る魚粉のだしのザラザラ感も感じられると思います。
5種類のだしを使用しています。イワシの煮干し、昆布、鰹の荒節、焼きあご、鰹の枯節。
この5種類がだし感を感じられる配合となっています。
味噌は、白味噌を多く使っています。くせがないためにだしを引き立てます。
具材も最小限にして、だしを感じられる具材の数と量にしています。
5段階で楽しめるみそ汁になっています。
袋を開けたときのだし感、お湯を差したときのだし感、口元を近づけたときのだし感、飲んだときの口に広がるだし感、飲み終わったあとに素材が底に残り、見てわかるだし感の 5段階です。
以上が「永谷園 秋冬新商品プレス発表会・試食会」のレポートでした。
ところで、取材した永谷園は、創立 70周年。
本社1階展示室には、年表やこれまでの商品などが展示されています。
その一部をご紹介します。
懐かしい商品の数々が展示されていますし、懐かしいだけでなく、今も売れているロングセラー商品もたくさん展示されています。
ビアードパパも永谷園から出ていたのですね。展示室で初めて知りました。
最初はこのように瓶に入れて売っていたそうです。
永谷園バーチャル展示室でも全体をご覧いただけます。
https://my.matterport.com/show/?m=SHdw5Aktnkm
永谷園に興味を持たれたら、バーチャル工場見学もぜひ。
https://www.nagatanien-foods.co.jp/factory_tour/
(情報提供: 永谷園PR事務局、撮影・編集: 森川 創)