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2023.10.14イベント・キャンペーン

NEC +CHALLENGE PROJECT 2023 中西麻耶選手と野中生萌選手がトラウデン直美さん、現役女性大学生と座談会「誰もが個性をいかし輝くために」

左から 中西麻耶選手、トラウデン直美さん、野中生萌選手

 

日本電気(以下 NEC)は、グローバルで多様性のある環境下で挑戦し続けるトップアスリートとの共同プロジェクト「NEC +CHALLENGE PROJECT 2023」の第一弾イベント「NEC +CHALLENGE PROJECT 座談会 ~誰もが個性をいかし輝くために~」を本日 10月 14日(土)、NEC 本社ビルで実施しました。

中西麻耶選手、野中生萌選手は特別 MCのトラウデン直美さん、そして、 15名の女性大学生の方たちなども登場し、スタートしました。

 

 

まずは、アスリート 2 名の選手紹介が行われ、中西選手の紹介では、21歳に仕事中の事故で右膝から下を切断し、そこから陸上をはじめ 100m、200m で当時の日本記録を樹立し、それ以降 15年に渡ってパラリンピックなどを始め活躍を続けることが紹介されました。

 

トラウデンさん:
なぜ陸上競技を始めようと思ったのですか?

 

中西選手:
一度、陸上を見学しに行った時に、同世代の女性で足を切断して義足で走る様子を見て、これなら勝てるかもしれない、と思いました。

 

 

続いて、野中選手は 2005年(当時 8歳から)クライミングに出会い、2018年にボルダリング W 杯年間優勝、2019年には国内大会3冠を達成し、直近でもボルダリング W 杯年間2位(※日本人最高)を達成されました。

 

トラウデンさん:
2005年というと、クライミングは今よりメジャーな競技ではなかったと思いますが、どういうきっかけではじめ、どういうところにハマったんですか?

 

野中選手:
クライミングと言っても伝わらない時からは始めたんですが、同じ壁がなく、課題が無限大にあることが面白いです。

クライミングを経験者の女性大学生:
高い所が怖くて上手にできなかったので、軽やかに登るのが本当にすごいです。

 

 

日本人とドイツ人の両親を持つトラウデンさんも、2021 年ビジネス誌「Forbes JAPAN」が選出する「世界を変える 30歳未満の 30人」の 1人に選ばれています。

 

トラウデンさん:
大学時代には国際政治を勉強しており、夜 7時のニュースを家族で見て父と母が話す姿を見て、自分も興味を持ちました。

 

■「自分らしさ」について

 

野中選手:
自分が好きだと思う事、やりたい事をやる。自分の欲を実現する事が自分らしさだと思います。
大会前には、髪形を変えたり、スポーツ選手はファッションやメイクとかけ離れていると思われがちですが、私はバチバチ決めていきたいと思っているので、そういう風に自分を表現するのが自分らしさだと思います。

 

トラウデンさん:
私も最近髪を切って、染めたんですが、心が軽くなったので、自分自身が勝手に思っていた自分のイメージを破った気がして、自分がやりたい事をやる大切さを感じました。

 

中西選手:
自分にしか生きられない人生を生きようと思っている。
ハンディキャップを持っているが、そういう生き方いいなと思ってもらえるような自分でいたいです。

 

野中選手:
かっこいいですね。私もそうやって生きていきたいですよね。

 

 

■「チャレンジマインド」について

 

トラウデンさん:
16歳で世界大会に挑戦したときの心境は?

 

野中選手:
幼少期からずっと持っていた“強いクライマーになる“という目標に近づくための通過点だったのであまり緊張はしていませんでした。

 

中西選手も、片道切符で高みを目指した留学というエピソードを披露し、中でも片道切符で留学をした際の話では、現地で賞金を中々獲得できず、なんとか成田までの帰国の飛行機を確保できたものの、そこから当時住んでいた大分まで変えるお金が無くヒッチハイクで家まで帰ったエピソードを披露されました。

 

 

■誰もが個性をいかし輝くために

 

野中選手:
何にも自信を持ち続ける事。みんな違う中で輝く未来があるのではないでしょうか。

 

中西選手:
今、多様性を受け入れる社会になったが、受け入れたうえでその個性を活かして、何かを作っていける世界を作りたいです。

 

■アフタートークテーマは「私の〇○を変えた人!」

 

トラウデンさん:
中学時代の国語の先生。当時、人見知りだった自分に、出る杭は打たれるが、出過ぎた杭は打たれないという言葉をかけてくれた事で、学校では仕事の話をしたくなかったが、友達に気軽に仕事の話もできるようになった。

 

野中選手:
もともと他人にすごく興味があって、色々な人の良いところを吸収してきたので、今は自分が良い影響を与えられる人間になることを目標に掲げています。

 

中西選手:
留学時のコーチにかけられた“女性の時間を楽しめない人は世界で1位を取れない”という言葉のおかげで、スポーツだけでなく日常で過ごす時間からも得られるものがあることに気づきました。

 

■開催概要

日時:2023年 10月 14日(土)
会場:NEC本社ビル(東京都港区芝 5-7-1)
参加者:
野中生萌選手 (スポーツクライマー)
中西麻耶選手 (パラ陸上)
トラウデン直美氏 (ゲスト MC)
一般大学生・大学院生 20名

 

 

(情報提供: NEC +CHALLENGE PROJECT PR事務局)