前編に続いて、こちらは「コミュニティーセンター」で、デンマーク・オーデンセ市フュンの野外博物館の管理棟をイメージして作られ建物です。
中に入ると、デンマークのグッズや千葉県産のお土産が売られていました。デンマーク直輸入の食器やかわいいお人形もあります。日頃お世話になっている人へのちょっとしたプレゼントにもなりそうですね。
童話作家アンデルセンの「童話館」です。中に入るとすぐにアンデルセンの絵が飛び込んできます。
そして、アンデルセンの部屋を再現したスペースやシアター、絵本のコーナーもありました。
アンデルセン童話はだれでも知っている童話なので、大人でも十分楽しめるのではないでしょうか。
「ワンパク王国」ゾーンから坂を降りたところにある「子ども美術館」ゾーン。
こちらでは、子どもたちに自由な発想でつくる楽しさや喜びを体験してもらったり、童話の登場人物になって演じてもらったりができる施設があります。
「染のアトリエ」「織のアトリエ」「陶芸のアトリエ」「木のアトリエ」「食のアトリエ」「版画のアトリエ」と分かれていて、それぞれのアトリエで毎月異なるプログラムでワークショップが開催されています。
基本的には子どもが優先ですが、空きがある時は大人も参加することができます。
今回は、「染のアトリエ」で、「ぽたぽた染め」に挑戦してみました。
コースターやきんちゃく、ハンカチなどの中から作りたいものを選んで、好きな絵柄にすることができます。
どれにするか決まったら、外の券売機で受講券を購入します。
最初に基本の絵柄の染め方を教えていただきました。
まずは、油性マジックで丸や点で絵を描きます。次に、中心部分にエタノールを3滴たらします。
すると、じわーっと油性で描いた部分がにじんできます。
さらににじませたいときは、エタノールを追加します。
このとき、布の下に缶のふたを裏返しにして置きます。そうすればエタノールが必要以上に広がりません。
応用編としてこういった絵柄も作れます。
羽根の部分がふんわりするように、ピンクで塗ってからエタノールでぼかします。
少し難しいですが、絵が得意な人はぜひチャレンジしてみてください。きっと素敵な作品が出来上がるでしょう。
バッグも素敵ですね。油性ペンなのでお洗濯もできるそうですよ。
今月は、「食のアトリエ」で3つの味の丸いクッキーを作れたり、「織のアトリエ」のはた織り機を使ってペンケースやキーカバーを作れたりします。
実際に見て、作りたいと思ったものを選んで参加してみるとよいでしょう。
ただし、「陶芸のアトリエ」などで、作品が完成するまでに時間がかかるものは、後日取りに行かなければならないプログラムもあるので注意が必要です。
歩いている途中で、美味しそうなあいす屋さんを見つけました。
搾りたての牛乳たっぷりのおいしいソフトクリーム。暑い日におすすめです。
アイス以外にも牛乳プリンやコーヒーゼリーもありました。
園内の各所にお花が咲いていたのですが、特に目立っていたのがこちらの「アリウム・グローブマスター」という球状の花。
巨大ネギ坊主と呼ばれているそうですが、よく見ると小さな花が放射状に付いていておもしろいです。
紫なので遠くから見ても華やかに見えます。他にも色とりどりの綺麗なお花がたくさん咲いていて、春の行楽にふさわしい公園となっています。
今回紹介したのは、園内のほんの一部で、「どうぶつふれあい広場」や「イベントドーム」など、まだまだ見どころがたくさんあります。
入園券は、コンビニなどで前売券を買うと多少安くなります。
梅雨入り前のお天気の良い日に、お友達を誘ってのんびりと園内をまわってみてはいかがでしょうか。
■ふなばしアンデルセン公園
〒274-0054 千葉県船橋市金堀町525番
新京成線「三咲駅」からバスで約15分
開園時間 9:30~16:00 休園日月曜
入園券 大人900円高校生600円 小中学生200円 幼児100円
https://www.park-funabashi.or.jp/and/
(撮影・執筆 桃山とまと)