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2020.09.15癒し系・女子向け, 話題・おもしろ

行ってきました!ねずみくんのチョッキ展

先日楽しいニュースでも紹介し、現在開催されている「ねずみくんのチョッキ展」に実際に行ってきました。

 

開催会場である横浜赤レンガ倉庫 1号館の2Fに上がり受付を終えると、ごあいさつと共にねずみくんと仲間たちのイラストやアニメーション、そして展示の名前にもなっている「ねずみくんのチョッキ」の表紙を模したアーチが迎えてくれます。
アーチをくぐると、十数点の作品の原画や作品に使用されたイラストの飾りなどが展示されています。
この展覧会は、絵本の構成のように第 1~6章までに分かれており、そのうち 1~5章は主にねずみくんシリーズの原画を展示しています。
展示された原画の横には、そのシーンのセリフや解説などが書かれたキャプションがついており、初めて見る作品でも楽しむことができます。

 

 

第 1章『ぼくのチョッキのこと』では「ねずみくんのチョッキ」のほか、続編の「また!ねずみくんのチョッキ」や「またまた!ねずみくんのチョッキ」の原画が飾ってあります。
実は「ねずみくんとチョッキ」には、登場した時のあしかくんと らいおんくんにはひげを描き忘れたシーンがあるそうです。記念にと残されて修正されていないため、探してみるのも面白いかもしれません。

 

 

原画の展示の合間に「ねずみくんクイズ」という問題が書かれたパネルがあります。
クイズは難しいものではなく、展示された原画を読んでいけば答えがわかるようになっているため、答えがわからない方は読み進めながら答えを探していくとより楽しめると思います。

 

 

第 2章『ねみちゃんだいすき』では、好きな子に対する甘酸っぱい気持ちが可愛らしいお話が集まっています。
原画以外の展示も二人で撮ったアルバムが飾られていたりと、いかにねずみくんがねみちゃん大好きかが伝わってこちらまで少し照れてしまいそうです。

 

 

第 3章『おいしいものがあればみんな笑顔』は食べ物にまつわるお話が集まっています。
「ねずみくんとホットケーキ」に登場するシーンを再現した展示は一般の方でも撮影 OKですので、記念に撮影してみるのもよいでしょう。

 

 

第 4章『ちいさくても、おおきいこころ』は、大人でも扱うことが難しい、けれど大事な、一人ひとりの個性の違いを尊ぶということに関するお話が集まっています。
ただ楽しませるだけでなく、人生に大切なメッセージを伝えられるからこそ、ねずみくんシリーズはいろいろな国・世代の達から愛されているのかな、と感動してしまいました。

 

 

第 5章『ぼくとみんなのにぎやかな一年』は、季節を感じるお話や年間行事、遊びに関するお話が集まっています。スキー、運動会、演奏会、かくれんぼ、シーソーと、明るく楽しい話題が多く、飾りつけなども動物たちが一列に並んだり足元でねずみくんがねみちゃんと手をつないでいたりとほっこりする展示内容でした。

 

 

海外でも人気のあるねずみくんの絵本は、各国の言語に翻訳され世界中の人から愛されています。
今回はそんな世界のねずみくんの絵本が展示されています。
それぞれ本のデザインなどが微妙に変わっているので、見比べてみても楽しいです。

 

 

第 6章『なかえよしを+上野紀子の仕事場から』はこれまでとは打って変わり、油彩画などが展示されている区画になります。黒を基調とした油彩画「少女チコ」シリーズをはじめとする二人の共同作品や、国語の教科書にも掲載されている「ちいちゃんのかげおくり」など、上野紀子さんの描いた代表作が飾られています。
他に二人の共同作品でありデビュー作の「ELEPHANT BUTTONS」(邦題「ぞうのボタン」)の原画や、デビュー作がアメリカ・ニューヨークで出版されるまでの出来事をつづった「The New York Story」や、新作「ねずみくんはめいたんてい」ができるまでを紹介したパネルなども見ることができます。

 

 

展示の最後の方には、なかえよしを先生が来場の皆様へと宛てた動画メッセージが放映されています。これまでのご夫妻での共同作業のあゆみや、本展への想い、みどころなどを語っている貴重な映像です。

 

「小さなねずみくんですけれども、上野にしてみると大きくみえていたんじゃないかなと思って、一生懸命ひげとか色の具合を、えんぴつ10本くらい使って描いていましたので、その辺をみていただければなと思います。」(※動画内より抜擢)

 

 

展示を見終えて会場を進むと、展覧会グッズ売場があります。
約 200点の展覧会限定グッズをはじめとしたねずみくんグッズが売っており、チョッキ型のカバーが付いたかわいい展覧会オリジナル図鑑も展覧会会場限定で販売しています。
絵本はもちろん、日用品や文房具、大きなものでは衣服なども販売しているので、バリエーションに富んでいます。
自分用以外に、家族や友人にぴったりのお土産を探すのも楽しいと思います。

 

 

鉛筆の柔らかなタッチで描かれる、動物たちの優しくて暖かい世界。
ファンの方にはもちろん、初めての人でも楽しめる大変楽しめる展覧会となっております。
気になった方はこの機会に行ってみてはいかがでしょうか。

 

 

■誕生45周年記念 ねずみくんのチョッキ展 なかえよしを・上野紀子の世界
会 期 :2020 年 9 月 10 日(木)~9 月 27 日(日) 11時~19時 ※入場は閉場の30分前まで(最終日は 17 時閉場)
会 場 :横浜赤レンガ倉庫1号館2Fスペース
住 所 :〒231-0001神奈川県横浜市中区新港1-1
主 催 :ねずみくんのチョッキ展実行委員会 共催:横浜赤レンガ倉庫1号館 特別協力:ポプラ社
入場料:一般1000円(800円)、高校生800円(600円)、小中学生500円(400円)
グッズ付入場券 一般1500円(1300円)、高校生1300円(1100円)、小中学生1000円(900円)
※未就学児は入場無料 ※( )内は前売料金。前売券 9月 9日(水)まで販売
※当日券、前売券は、ローソンチケット(L コード:35222) にて販売
※入場料は全て税込価格

 

(編集・撮影 中嶋 杏樹)

関連リンク:
誕生45周年記念「ねずみくんのチョッキ展」横浜赤レンガ倉庫で9月10日から開催!
https://tanonews.com/?p=24949