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2021.04.18科学・Tech

オーツミルク、マカダミアミルクなど植物性ミルクを選べる時代が到来! ミルクの中でもビタミンEなど栄養豊富で低カロリーなアーモンドミルク

 

「アーモンドミルク研究会」が、昨年 2020年の日本国内アーモンドミルク市場動向を公開しました。
ウィズコロナによる健康意識の高まりや巣ごもり需要の影響で⾶躍的に伸⻑しました。
さらにオーツミルクなど新たな素材が加わるなど、植物性ミルクへの関心が高まり、今年も市場が拡⼤していくことが予想されます。
植物性ミルクに脚光が集まる今、ビタミンEが豊富で低カロリー、ヘルシーなアーモンドミルクの魅⼒を再発⾒してみてはいかがでしょうか。

 

■ 2020年はアーモンドミルクの販売量が前年⽐ 34%増、販売⾦額 19%増

 


出典:アーモンドミルク研究会

 

実は昨年 2020年は「プラントベース元年」と言われて、日本国内でも動物性食材を使わない、ハンバーガーやカップ麺など様々なプラントベースフードが登場しました。
(プラントベースとは植物由来の食品そのものや、それらをとり入れた食生活を指します。)

従来のベジタリアンやヴィーガンよりも限定的な印象が薄く、サスティナブルの視点からも、プラントベースのカテゴリーが広がっています。
カフェや外食のメニューにアーモンドミルクの導入が加速しています。

プラントベースの波はミルク市場にも到来し、昨年は国内でも⼤⼿メーカーからオーツミルクやマカダミアミルクが登場しました。
豆乳やアーモンドミルクに加え、様々な植物性ミルクが選べるようになりました。
2020年のアーモンドミルク市場は、販売⾦額が 100億円を突破して前年⽐ 19%増、販売量は 2万2千kℓで前年⽐ 34%増と飛躍的に伸びました。
コロナ禍での巣ごもり需要による影響だけでなく、ヘルシー志向やプラントベースフードへの関心の高まりなども、市場拡⼤の背景として考えられます。
動物性をできるだけ摂らないヴィーガンの考えではなく、植物性をより多く摂り入れていくプラントベースフードは 2021年も広がっていくと考えられます。

 

■アメリカの植物性ミルク市場の63%はアーモンドミルクが占めています︕

 

 

アメリカでも急速に植物性ミルク市場は活性化しています。アーモンドはもちろんのこと、オーツ⻨やえんどう豆などがスーパーに並びます。
もともとオートミールやシリアル、スムージーなど、ミルクを消費する食文化なので、健康意識や菜食主義など、なんらかの理由で⽜乳を飲まない⼈のために代替飲料も豊富です。

英国の調査会社ミンテルの調査によると、植物性ミルク市場は、2020年で 29億ドルと⾒込んでおり、2015年から 5年間で 154%成⻑しています。
特にアーモンドミルクは植物性ミルク市場の 63%を占めており、アメリカでは植物性ミルクの定番です。

 

■アーモンドミルクは、低カロリーでヘルシー。ビタミンEなど栄養豊富な植物性ミルクです。

 

 

 

アーモンドミルクにはどのような特徴があるのでしょうか︖
⽜乳、豆乳、オーツミルクの 3つで、カロリーや栄養成分を比較しました。
アーモンドミルクは他のミルクよりもカロリーが低く※、コレステロールゼロ、糖質も低いのが特徴です。
⽜乳は、動物性でカルシウム、豆乳はたんぱく質、オーツミルクは食物繊維が多く、一口にミルクと言ってもそれぞれ成分や特徴が異なるので、用途に応じて使い分けましょう。またアーモンドは、「天然のサプリメント」とも呼ばれており、栄養豊富なため、ビタミンEや、ポリフェノール、食物繊維、オレイン酸の効果が期待できます。
※加糖タイプの商品もありますので、パッケージにてご確認ください。

 

井上浩義 先生
慶應義塾大学医学部教授
医学博士、理学博士。九州⼤学理学部化学科卒業。同⼤学院理学研究科博士課程修了。
専門は薬理学、原⼦⼒学、高分⼦化学。食と健康についての造詣が深く、企業や一般人向けのセミナーの講師を数多く務める。
著書に『食べても痩せるアーモンドのダイエット⼒』(小学館)、『アーモンドを食べるだけでみるみる若返る︕』(扶桑社)など。

アーモンドにはビタミンE、オレイン酸、食物繊維、ミネラルなどの栄養成分が豊富です。
なかでもビタミンEは強⼒な「抗酸化作用」をもち、酸化ストレスから体を守ってくれます。
また、この抗酸化の結果、⾎⾏促進作用など、若々しさを保つためのさまざまな作用が期待されています。
主な成分が細胞の中に入っているので、粒のままのアーモンドより、それを粉砕したアーモンドミルクの⽅が、栄養成分の吸収率は高くなります。
アーモンドミルクは硬いアーモンドを噛まなくてよいので、咀嚼が苦⼿な⼦どもや高齢者にも向いています。
食物繊維が不⾜しがちな⼦どもや、⾎管の⽼化が始まる高齢者にもアーモンドミルクはおすすめです。

 


柴田真希 先生
管理栄養⼠

1981年、東京生まれ。⼥⼦栄養⼤学短期⼤学部卒業後、給食管理、栄養カウンセリング、食品の企画・開発・営業などの業務に携わり、独⽴。現在はお料理コーナーの番組出演をはじめ、各種媒体にレシピ・コラムを掲載する他、食品メーカーや飲食店のメニュー開発、プロデュースなどを手がける。

著書に「太らない体をつくる! スーパーミルク健康法」(小学館)など」

 

アーモンドミルクは、他のミルクと比較して低エネルギー(カロリー)、低糖質、コレステロールゼロ。

クセがなく、⽜乳や豆乳のように加熱しても膜が張ったりしないので、⼿軽に普段の料理に取り入れることができます。
また、乳糖を含まないので⽜乳を飲むとお腹がゴロゴロする乳糖不耐症の⽅や、乳アレルギーの⽅も安心です。
最近ではアーモンドミルクが健康にも良くおいしく続けられる飲料という認識が広がり、コーヒーなどに少し入れたり、スープなどに⼤量に・こまめに使ったりするために⼤容量の 1Lパックを購入している⼈も増えています。

 

■ 2021年アーモンドミルク製品・キャンペーンご紹介

 

昨年はウィズコロナによる健康意識の高まりや巣ごもり需要で各社の売上も堅調でした。今年も各社より新商品や、リニューアル商品などが続々登場しています。

2021年もアーモンドミルクから目が離せませんね。

 

 

(情報提供: アーモンドミルク研究会)