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2024.04.27健康・美容

夏の猛暑と電気代値上げを前に、エアコンの効果的な節電術で削減できる電気代を 4 つのケースで調査(ダイキン)

2023年夏、日本の平均気温は統計を開始した1898年以降で最も高くなり、東京の猛暑日は過去最多を記録しました。
4月23日に気象庁が発表した3か月予報(5月から7月)によると、向こう3か月は全国的に 気温が高くなる見込みで、2024年も暑い夏が予想されます。

 

 

そんな中、政府による電気料金の負担軽減 措置は5月使用分で終了します。
また、大手電力10社は「再生可能エネルギー賦課金」の単価上昇に伴い、 5月請求分からの値上げを発表していて、平均的な電力使用量の家庭では月に1,000円か ら1,500円程度の負担増が見込まれています。※1

節電を意識したエアコンの適切な使用が求められる中、ダイキンが2023年7月に実施した「エアコンの節電に関する実態調査」※2では約6割の人がエアコンの節電方法を誤解している結果となりました。
節電方法として誤解されやすい4つのケースについて、効果的な節電方法と具体的な節電効果を検証しました。
さらに、蒸し暑い夏の睡眠時、エアコンの使い方として迷いがちな「切タイマー運転」と「つけっぱなし運転」についても、暑さ指数「WBGT」の観点から検証しました。

※1 電気・ガス価格激変緩和対策事業による補助金の終了分と電力会社による値上げ分の合算(東京電力「従量電灯B」の場合)

※2 ダイキン「エアコンの節電に関する実態調査」 https://www.daikin.co.jp/press/2023/20230713(2023 年 7 月)

 

検証1 エアコン冷房の風量設定は 「弱」 と 「自動」 でどちらが節電?
→ 「風量:自動」 の方が節電に!

 

 

エアコン冷房の風量設定「弱」と「自動」それぞれで、日中 11時間(8:00~19:00)つけっぱなしにして消費電力量を計 測し、1ヵ月あたりの電気料金の違いを調査しました。

 

検証結果 「風量:自動」の方が節電に!(1か月換算で990円節約)
エアコン冷房の風量「弱」と風量「自動」の消費電力量を比較した結果、風量「弱」が3.85kWh、「自動」 が2.79kWhとなり、風量「自動」の方が消費電力量が約3割少ないという結果になりました。

1か月換算で は、風量「自動」は「水平」と比べて電気代が約990円少なくなります。

 

検証2 エアコン冷房の風向設定は 「ななめ下」 と 「水平」 でどちらが節電?
→ 「風向:水平」 の方が節電に!

 

 

エアコン冷房の風向設定「ななめ下」と「水平」それぞれで、 日中11時間(8:00~19:00)つけっぱなしにして消費電力量 を計測し、1ヵ月あたりの電気料金の違いを調査しました。

 

検証結果 「風向:水平」の方が節電に!(1か月換算で930円節約)
エアコンの冷房運転時の風向「ななめ下」と「水平」の消費電力量を比較した結果、「ななめ下」が3.76kWh、 「水平」が2.77kWhとなり、風向「水平」の方が消費電力量が約3割少ないという結果になりました。

1か月換算では風向「水平」は「ななめ下」と比べて電気代が約930円少なくなります。

 

検証3 設定温度を 「1℃下げる」 のと、風量設定を 「強」 にするのとでは、どちらが節電?
→ 「風量:強」 の方が節電に!

 

 

エアコン冷房を使っていても暑く感じることがある真夏の 日中(13時~15時)、設定温度を1℃下げるのと、風量設定を「強」にするのとでは、どちらが節電になるのか、消費電力量 を計測し、電気料金の違いを調査しました。

 

検証結果 「風量:強」の方が節電に!(消費電力量が約半分に!)
エアコンの冷房を使っていても暑さを感じる時、設定温度を下げるのが一般的ではないでしょうか。

実は、 風量を「 強」にすることでも涼しさを感じることができます。

設定温度を1℃下げた場合と風量を「 強」にし た場合の消費電力量を比較した結果、設定温度を「1℃下げる」と1.13kWh、風量「強」にすると0.52kWhとなり、風量「強」は、設定温度を「1℃下げる」場合と比べて消費電力量が約半分になりました。

 

検証4 SNSで話題の室外機に濡れタオルは、「あり」 と 「なし」 でどちらが節電?
→ 「濡れタオル:なし」 の方が節電に!

 

 

近年SNSで話題となっている、エアコンの室外機の上に濡 れタオルを設置すると節電になるという噂を検証しました。

室外機の上の濡れタオル「あり」と「なし」それぞれで、日中 11時間(8:00~19:00)つけっぱなしにして消費電力量を計 測し、1ヵ月あたりの電気料金の違いを調査しました。

 

検証結果 「濡れタオル:なし」の方が節電に!(1か月換算で1,020円節約)
室外機の上の濡れタオル「あり」と「なし」で比べたところ、消費電力量は濡れタオル「あり」が3.87kWh、 「なし」が2.77kWhとなり、濡れタオル「なし」は消費電力量が約3割少ないという結果になりました。
1か月換算では、濡れタオル「なし」は「あり」と比べて電気代が約1,020円少なくなります。

 

検証5 夏の睡眠時のエアコンは、「切タイマー運転」と「つけっぱなし運転」 暑さ指数「WBGT」の観点からどちらがおすすめ?
→ 朝まで「つけっぱなし運転」の方が快適

 

 

検証結果 朝まで「つけっぱなし運転」の方が快適!
睡眠時にエアコンを「つけっぱなし運転」にすることに抵抗を感じて「切タイマー運転」を使う人は多 いかもしれません。

今回の調査では、つけっぱなし運転の場合、睡眠時の暑さ指数(WBGT)は一般的に 危険性が少ないと言われる23℃ほどに抑えられる結果となりました。

一方のタイマー運転の場合の暑さ指 数( WBGT)は 、明け方には熱中症への警戒が必要とされる25℃近くにまで達しました。

夜間の温度上昇 は、夜中の目覚め、睡眠の質の低下にもつながる可能性もあることから注意が必要です。

気温や湿度が高 い日は、朝まで「つけっぱなし」運転の方が快適といえるでしょう。

 

検証結果まとめ

 

 

調査結果は、ダイキンの「空気のお悩み調査隊がゆく」の中でも紹介しています。
https://www.daikin.co.jp/air/life/issue

 

(情報提供: ダイキン)