開幕から7日目となる 10月24日「トロント日本映画祭 in 日比谷」では、『ウスケボーイズ』の柿崎ゆうじ監督に加え、出演の出合正幸さん、竹島由夏さん、伊藤つかささんが登場し、舞台挨拶を行いました。
©2018 河合香織・小学館/カートエンターテイメント
『ウスケボーイズ』概要
桔梗ケ原メルローを生んだワイン会の巨匠“麻井宇介” 思想を受け継ぎ、日本ワインの常識を覆した革命児たち。
主演はワイン造りに苦悩しながらも実直な青年・岡村を演じた渡辺大。
「ワイン友の会」の仲間であり、岡村と共に麻井宇介の思想を受け継ぐ城山役に出合正幸。
実家のワイナリーでワイン用ぶどう栽培にチャレンジする高山役に内野謙太。
仲間と最高のワインを造る夢を追いかける上村役に竹島由夏。
ウスケボーイズのワインを世界に広めるソムリエ坂田役に和泉元彌、岡村のワインに魅せられ、ぶどう畑で働き始める稲田美樹約に安達祐実。そして、レジェンド麻井宇介に橋爪功。
監督は、マドリード国際映画祭最終週作品賞3年連続受賞、モントリオール世界映画祭り招待上映、ロンドン国際フィルムメーカー映画祭最終週編集賞など国際映画祭で高評価を得ている柿崎ゆうじ。
第16回小学館ノンフィクション対象を受賞した河合香織著「ウスケボーイズ 日本ワインの革命児たち」。
原作から生まれた芳醇なヒューマンドラマ。
左から、出合正幸さん、伊藤つかささん、竹島由夏さん、柿崎ゆうじ監督、MC
伊藤つかささん
出合正幸:
この映画が初めて公開されてから約 1年数か月、このように日比谷で見ていただけるのは非常に嬉しく思います。
僕は醸造家の役を演じました。この話を聞いた時に、初めて、ワイン・お酒の勉強をしました。
それ以前は、お酒が飲めず、この役作りをしていく上、ワインが好きになりまして、今まで一滴も飲めなかったのが、飲めるようになり、今では家で飲むまでに好きになりました。
この映画を見て、ワインを飲んでみたい、飲みたいな、と思っていただけると嬉しいです。
伊藤つかさ:
日本のワインというと、私が 20代の頃は、ちょっと甘くてどうなのかな、食事に合わせるのはどうかな、という印象だったのですが、今では“日本のワインはこんなにおいしくなったんだ”と思えて、(この映画は)それがよくわかる作品になったなと思っています。
普段ワインがどう造られてるかわからないと思いますが、この作品をご覧になって、そういうところもわかって楽しんでいただけたら、と思っています。
竹島由夏:
この映画の中で、女性の醸造家を演じました。
この作品の(舞台になっている)1999年の頃は、女性の醸造家は日本にほとんどいらっしゃいませんでした。
私の役のモデルの方は、今でもワインを造っている方なのですが、「日本でワインを造りたい。ぶどうから、ヨーロッパと同じようにイチから造りたい」と今でも夢を追いかけていらっしゃる女性の醸造家を演じました。
この作品は、ワインに人生をかけて、命をかけて、おいしいワインを造ろうと一生懸命に生きてきた人たちの物語です。見ていただいたらきっと、心に響くセリフやシーンがあると思います。
この映画で日本ワインを理解していただいて、今夜は日本ワインで乾杯していただいたら嬉しいです。
柿崎ゆうじ監督:
この企画に参加できたこと、心から嬉しく思います。
8月にトロント日本映画祭に、ご招待いただき、行って参りました。
この映画は、西洋で発達したワインを、日本人が日本のワインとして作り上げた物語です。
日本映画とトロントの皆さんと色んな意味で交流ができて、非常に楽しい時間を過ごしました。
この映画は、ワインだけでなく、友情、家族の愛、子弟愛を描いています。そこは世界共通だと思います。
この映画を見て、ぜひ、ワインで乾杯していただければ。
■日時:10月24日(木) 19:00~
■会場:東京ミッドタウン日比谷(千代田区有楽町1-1-2) 日比谷ステップ広場
■登壇者:柿崎ゆうじ監督、出合正幸、竹島由夏、伊藤つかさ(敬称略)
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