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2023.05.01科学・Tech, 話題・おもしろ

月の生活を疑似体験できる特別展「NEO 月でくらす展」4月 28日(金) より開催! 内覧会へ行ってきました!

 

NEO 月でくらす展製作委員会は 2023年 4月 28日(金)〜9月 3日(日)の間、日本科学未来館にて、月での生活を体験できる、特別展「NEO 月でくらす展 〜宇宙開発は、月面移住の新時代へ!〜」(以下 NEO 月でくらす展)を開催します。

本展は、月面の開拓者たちの長期滞在が実現した世界を科学的な知見をもとに描き出し、月を開拓する仲間になりきってその「くらし」を体験しながら、楽しく宇宙を学べる展覧会となっています。

開催前日の26日(水)に内覧会へ参加してきました。

その様子を写真とともにお伝えしていきます。

 

 

NEO 月でくらす展を構成する 2つのゾーン

 

NEO 月でくらす展は、月面基地内外における月でのくらしがわかる「月面基地ゾーン」(基地内)、「月面ゾーン」(基地外) の 2つのゾーンで構成されています。

基地内外のパネル学習やミッション体験などを通じて、月でくらす自分の姿を想像しながら楽しむことができます。

 

月のくらしの基盤となる「月面基地ゾーン」 

 

 

© NEO 月でくらす展製作委員会 

 

月面基地ゾーンは、月での普段のくらしを体験できる「生活エリア」、月でのくらしの安全を守る任務を支える「管制室エリア」、地質や水資源など 6つの研究室で月について体験しながら学べる「ラボエリア」の3つのエリアで構成。

月面基地での衣食住から月でくらすための仕事まで体験することができます。 

 

月面基地の外に降り立てる「月面ゾーン」 

 

© NEO 月でくらす展製作委員会

 

月面ゾーンは、月からのぞむ美しい地球のすがたや、月の砂「レゴリス」におおわれた月面などが再現されています。

「月面重力体験」や「月面探査体験」など月面基地外での活動を体験できるほか、ランダー(月着陸船)、ローバー(月面探査車) の実寸大模型の展示など、今まさに進んでいる月面探査を身近に感じられる内容になっています。 

 

 

内覧会レポート

 

 

 

 

 

中に入ると、まるで空港の中にいるような手荷物の確認表示や実際に月に向かう演出など、最初からワクワクさせるような仕掛けが。

月に到着すると、月面基地ゾーンからまずは重力体験ができる月面ゾーンへ向かいました。

 

 

重力体験では実際に宇宙服のような衣装に着替え、月面ジャンプを体験しました。

ジャンプする前に服に繋がっている器具が上に上がり、そこで自分自身も重力に逆らうように両足で踏ん張るのですが、ここが結構きつい場面でもありました。

そしてジャンプOKのサインが出て、実際に思い切って飛んでみると、ふわっと身体がトランポリンのように 1m以上宙に浮かび、6分の1重力を実感できました。

怖さはほぼ感じなくて、楽しい気分で重力体験を堪能することができました。

普段の重力のジャンプではなかなか見れないような高さで地面を見下ろすことができて、新鮮な気持ちでした。

 

 

こちらは、水資源探査ミッション。

月でのくらしには、飲み水のほか、呼吸に必要な酸素やロケットの燃料をつくるため、水資源の確保がとても重要です。 

このミッションでは月での活動に必要不可欠な「水」を、自分達で探し調達することが目的です。 

水に反応する「地中レーダー」の情報を頼りに、スコップを使って月の砂「レゴリス」に埋もれた水資源を回収する体験になっています。 

(レゴリスは本物ではありません。) 

 

 

実際に水資源を掘り当てていく作業は、まるで宝探しをしているような気分で、童心に少しの間戻って楽しめました。

どんどん水資源を見つけていった後に検査してもらった結果、ランクは「S」 。

一仕事達成して満足感を味わえました。

 

 

月面ゾーンの中心には、HAKUTO-R のランダー、ローバー実寸大の模型展示も。

 

 

 

 

 

 

 

 

場面は「月面基地ゾーン」に移り、「月面コンビニ」を探索。

歯磨きグッズや化粧品、衣料品や宇宙食など、月でくらすために必要な食品、日用品からおしゃれまで、実際に企業で開発・構想されている、宇宙で使えるアイテムを一度に見ることができます。

商品POPの力の入れ具合は、実際にその商品が販売されていても違和感がないほどで、眺めてるだけでいろいろ使用シーンを想像できてワクワクします。

宇宙食は世界の代表料理などが揃い、種類がとても豊富で、こんなものまで宇宙食にできるのかと可能性の幅広さを感じました。

 

 

月面TV。

月面基地で見る前提ならではの興味深い内容が放送されていそうです。

 

 

 

「月面食堂」。

2040年代の、4〜10名のクルーが滞在する月面基地内の食堂をイメージした展示です。 

月で栽培される予定の食材 8種類(レタス、トマト、きゅうり、いちご、米、大豆、じゃがいも、さつまいも)の食品サンプルや月産食材の調理過程、1週間の献立などを見ることができます。

自らが調理担当になりきって写真を撮影することができるフォトスポットも用意されています。※1
※1:
料理のご提供や調理体験などはございません。 

 

 

 

どの献立も実際に提供されていたらぜひ食べたくなるものばかりでした。

月産の鶏がどういうものなのか気になります。

 

実際に野菜を月面基地で育てている場面。

 

 

 

「隕石回収ミッション」。

管制室メンバーになりきって月面ローバーを遠隔操作、地球や宇宙の歴史の謎を解明するための貴重な手がかりである「月面の隕石」を回収するゲームミッションを楽しめます。

隕石を回収する度に解析されて何の石かの解説も出てくるので、新たな知識も得られます。

 

 

研究室では、月に関するいろいろな情報が展示されていました。

月の砂の「レゴリス」は、様々な用途に応用できそうです。

 

 

 

 

 

 

グッズショップ

 

 

オフィシャルグッズショップには、たくさんのユニークな宇宙グッズがずらりと並んでいました。

月形のクッションやプリントクッキーといったお土産にぴったりなものから、実際の宇宙食まで、興味深いものばかりでした。

内覧会でありながらグッズも購入できるみたいだったので、宇宙グミと宇宙食版レアチーズケーキを購入してみました。

宇宙食のおもちも気になりましたが、また機会があればぜひ食べてみたいと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チケット情報 

 

《チケット料金》 

・大人[19 歳以上] 2,400 円(2,100 円)
・18 歳以下[小学生以上] 1,700 円(1,400 円)
・未就学児[4 歳以上] 1,100 円(900 円)
※( )内は 8名以上の団体料金。価格はすべて税込み。
※3歳以下は無料。

障害者手帳をお持ちの方および付き添いの方 1名まで無料。 

※常設展もご覧いただけます。ドームシアターは別料金(要予約)。 

月面重力体験は別料金(500)となります。 

 

 

開催概要 

 

展示会名: 特別展「NEO 月でくらす展 〜宇宙開発は、月面移住の新時代へ!〜」 

会期: 2023年 4月 28日(金)〜 9月 3日(日)
休館日: 火曜日(ただし、5/2、7/25〜8/29の火曜日は開館)
時間:

平日 10:00〜15:00 (ただし, 4/28〜 5/2, 7/19〜 9/1 は 17:00まで) 

土日祝 10:00〜17:00 (入場は閉場時刻の 30分前まで) 

会場: 日本科学未来館(東京都江東区青海 2-3-6) 1階 企画展示ゾーン
主催: 日本科学未来館、小学館、NEO 月でくらす展製作委員会
協賛: タカラトミー、日揮グローバル、日本特殊陶業、三井住友海上火災保険、大正製薬、シチズン時計、立命館大学
講演: 東京臨海高速鉄道、ゆりかもめ 

協力: JAXA、ispace、SPACE FOODSPHERE、東急電鉄、東京モノレール 

公式HP: https://tsukidekurasu.com/

公式SNS: 

【Twitter】https://twitter.com/tsukide_kurasu

【Instagram】https://www.instagram.com/tsukide_kurasu/

一般お問合せ先: 050-5541-8600(ハローダイヤル 全日 9:00 20:00 対応期間:2023/3/28 9/4) 

 

 

 

「NEO 月でくらす展」は、9月 3日(日)まで開催中です。

宇宙や月について興味がある方やGWや夏休みにどこへ行こうか迷っている方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 

(情報提供: NEO 月でくらす展製作委員会 編集・撮影:R.T.