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2022.01.23話題・おもしろ

自分を表現することが楽しい! ミス日本ミススポーツの髙垣 七瀬さんに独占インタビュー

楽しいニュースで、昨年 ミス日本コンテスト2021 ミス日本みどりの女神・ミス着物の小林 優希さんへの単独インタビュー を実施しましたが、今回は、2021 ミス日本ミススポーツの髙垣 七瀬さんの人となりにフォーカスを当てて、インタビュー取材を行いました。

 

ミス日本ミススポーツ 髙垣七瀬さん

 

アクティブに遊ぶ幼稚園時代

 

—– どんな子供時代を過ごされていましたか

 

母から聞いた話では、幼稚園の頃は、すごくおせっかいの心配性だったみたいで、たとえば、遠足のときに、バッグの中に全部荷物を入れて持っていく子だったようです。
まわりの子たちにも「持っていきや〜」と言って持たせようとして、幼稚園の先生に「そんなに持っていかなくても大丈夫だから」となだめられたそうです(笑)

 

その幼稚園時代には、2度ほど大けがをしてまして、今も顔に傷があるのですが、友達の家で楽しすぎて部屋の中で走り回って転んで、ガラスの机にぶつけ、出血して救急車で運ばれました。
もう一つは、新学期になってみんなに会えて嬉しくて走り回っていて靴箱の存在に気が付かず、またぶつけて、縫うほどの流血事件になりました(笑)
おてんばで、おっちょこちょいな幼少期でした(笑)
大人のマネをするのも好きで、お人形さんを使ってオムツを取り替える遊びもよくやっていました。

 

小さな頃から自然が大好きな小学生時代

 

—– 小学生になってからいかがですか

 

自分の人生の軸となるダンスを始めました。
小学校 2年生のときに、地元のスポーツクラブの中に唯一ある、ダンスクラブに入りました。
当時ダンスクラブはすごく珍しくて、人と違うことがしたかったのと、いろいろな習い事の中でも自分からやりたいと初めて思ったのがダンスで、それから今も続けています。
元タカラジェンヌの先生から厳しい指導を受けていた経験が、今の負けず嫌いな私を作っていると思います(笑)

 

 

—– ダンスのどういったところが好きですか

 

当時感じたのは、単純に音楽に合わせて自分を表現することがまず楽しくて、人前に立つのも楽しくて、ステージに立っている自分が好きでしたね。
スターになったかのように私しかみんな観てないと思って立っていました。へたくそなのに(爆笑)
ダンス以外では音楽の授業が好きで、小学校の頃の小テストはずっと金賞をもらえました。
小学校 6年生のときには児童会長にもなり、人前に出てしゃべったり、考えて行動することが楽しかったです。

 

—– 中学時代はいかがですか

 

ダンスはダンスクラブで続けながら、学校では陸上部に入り、高跳びなどの跳躍を主にやっていました。
入ったまでは良いのですが、これまたケガをしまくる部活人生でして…(笑)
1年生の時、大会に向けて校庭で練習していたときに、野球部のボールが転がってきていることに気づかず、そのままボールを踏んで、足をヘンにひねってしまい、骨折して大会に出場することができませんでした。
そのあとも尾てい骨を骨折したり、練習をやり過ぎて疲労骨折したり、本当に何回松葉づえをついて登校したんだろうという感じでした(笑)
みんなが練習して実力が上がっているのを悔しい思いで見ていました。

3年の最後の大会も、市での予選を通過し、区大会の出場となったとき、大会会場ごとにクッションや走る感覚が少し違うため、感覚を確かめるために高跳び本番の前日に、高跳び種目のある4種競技に初めて出場しました。

一つ目はハードル走だったのですが、初めてのハードル走の出場と、足を少し痛めていたことが重なり、歩数が合わず、ハードルにひっかかってこけて、また骨折してしまいました(笑)
痛すぎてこけたまま動けなかった時に、なんと他校の人や観客席から「がんばれー!」と声援をもらい、ヒーロー気分になりながら、必死で足を引きずりながらゴールまでたどり着いたため、さらに症状を悪化させてしまいました(苦笑)
私の陸上大会はあっけなく終わりました(笑)

 

陸上と並行して続けていたダンスの様子

 

—– そして、次は高校ですね

 

高校を選ぶときに、普通科の高校に行こうとしましたが、でもそれが本当にやりたいことなのか悩み、通っていたダンスクラブの先輩が、宝塚北高校の演劇科に通っているという話を聞いて、見学に行き、体験授業で「劇表現」という科目に出会いました。
国語の立体化ともいわれて、しゃべるのも身体ごとしゃべったり、言葉を使わずに表現したり、とにかく全身全霊で取り組む授業で、それが面白くてこの演劇科に入りたい!と思いました。
ただ、当時の私の成績は副教科は成績が良かったのですが、普通科目は通常ぐらいだったので、先生に、偏差値が高く、かつ前例のない宝塚北高校には「絶対に入れない」と言われて、「それならば絶対に入ります!」と言って、校長先生に直談判して推薦状を書いてもらい、たくさんの方に協力していただきながら、朗読や歌唱審査、小論文などの準備を、自分なりに行って受験に臨みました。
試験はどれもすごく楽しくて「高校受験ってこんなに楽しいんだ~!」と思いました。
そして、運良く合格することができました。

高校は住んでいる場所から片道2時間かかる場所で、駅から高校まで徒歩 30分かかる山の上にありました。
普通科の生徒はバスを使うのですが、演劇科は、足腰を鍛えるために電車の中でも座らず、バスを使わずに歩いて山登りしていました。
厳しい学校生活でしたが、私にとっては厳しいことが逆に楽しく感じられていました。

 

演劇科の集大成・ 卒業公演での様子

 

—– 演劇科ではたとえばどんな教科があるのですか

 

宝塚北高校 演劇科は、日本で一番最初にできた公立高校の演劇科で、普通科目に加えて、バレエ、モダンダンス、狂言、日本舞踊、声楽、演劇論など、様々な専門科目がありました。
自分で衣裳も作りますし、舞台の仕組みを学ぶ科目もありました。
舞台をする上で必要なことを1から学びました。

いろいろな教科の中でも、特に劇表現が難しくて、面白かったです。
子供の頃の遊びを全力でやったりもします。例えば、氷鬼(こおりおに)とか。
※氷鬼は、鬼にタッチされた子は、体が氷のように固まって動けなくなる鬼ごっこのことで、仲間がタッチすることで元に戻ります。

 

手段を選ばずに、汗をダラダラかきながら、全速力で追いかけます。

そして劇を創り上げるのも、演劇科のクラス 40人の意見がまとまらずに、日々泣きながら、ケンカしながら皆でつくったりしていました。
もしまた入学できる機会があるなら、もう一度入学したいぐらい、楽しかったです(笑)
また、劇を作るときに演出班のグループに入って、演出を学びました。
高校を卒業して経験を積んだら、演出家になりたいとも思うほど、本当に面白くて学びの多い時間でした。

 

きっかけとなったワークショップでの様子

 

—– 高校を卒業して進路を決めるときはどうでしたか

 

卒業してアメリカに行ったのですが、そのきっかけは、あるアメリカのパフォーマンス兼教育団体です。
日本など各国にツアーに来ている団体で、子どもたちと3日間ワークショップを行い、歌やダンスなどの表現や演技を通して、子どもたちの心を開いて、挑戦する心や、自己肯定感を高めるという活動をされていました。
そのワークショップにたまたま中学2年生のときに初めて参加して、新しい世界がすごく刺激的で、その印象がずっと残り、それから毎年1回ワークショップに参加するようになっていました。

高校卒業を控え、自分がやりたいことは何かを考えている時、芸術大学に行くのか、専門学校に行くか、はたまた心理学を学ぶのか、子どもが大好きだから保育士免許を取るための大学に行くか、たくさん悩みましたが、以前受講したワークショップの経験が忘れられず、アメリカに行って今度は自分が教える立場になりたい!と思うようになり、その団体のオーディションに、高校3年生のときに挑戦しました。
夏のビデオオーディションに1回落ちて、でも、やっぱり諦めきれず、一般大学の受験勉強を並行しながら、もう1度オーディションにチャレンジしたところ、合格したという通知がやってきました!
合格はしたのですが、翌年の夏からスタートのため、スタートまでの間は留学のためのお金を働いて貯めることにしました。
ただお金を貯めるのではなく、自分のスキルアップになるような仕事をしたいと思って、子どもが好きで、パフォーマンスの仕事にも携わることができる、アンパンマンミュージアムで働き始めました。
団体の受け入れの都合などで延びてしまい、計2年半、アンパンマンミュージアムで働かせていただき、そこでのたくさんの学びと経験と共に 2019年の夏、20歳のときにやっとアメリカに行くことになりました。

 

アメリカでの公演後の写真

 

—– アメリカの印象はどうでしたか

 

日本にいた時に少しは英語の勉強はしてきたつもりだったのですが、全部が英語の世界になった瞬間に頭がパニックになってしまい、何を言っているかわからないし、焦ってしまうと聞き取れないし、言葉も出てこないし、買い物ひとつできなくてノイローゼのようになり、苦手意識が芽生えてしまいました。
リハーサルでやりたいことがあっても、ディレクターが何を言っているか理解しきれず、全力で取り組めないのがすごく歯痒かったです。
ルームメイトのアメリカ人に毎日英語を教えてもらいながら、普通の英語だけでなく、心理学や教育学などの専門用語が出てきてくる授業にも必死についていってました。

やっと勉強とトレーニング期間を終えて、来年からツアーだと思っていた矢先、2020年の 3月にアメリカでも新型コロナが流行し、国際空港を閉鎖するという知らせがやってきて、留学生は帰国するということになりました。
翌日には留学生だけでなく、アメリカ中から集まっていたアメリカ人の仲間も、国内で道路を封鎖するという話も出て、急遽休校になり、すべての学生が 3月に帰国の途につきました。
4月はオンラインで残りの1学期分の授業を行ってくれたのですが、ご存知のように新型コロナの感染が拡大していく中、次年度の授業の再開のめどが立たないため、再びアンパンマンミュージアムで働かせていただくことにしました。
ただ以前のようにアンパンマンミュージアムで働くだけではなく、更に何かに挑戦し、アメリカで培ったスキルをどれぐらい発揮できるのか確かめたいと思い、いろいろとオーディションを受けていました。

そんな時、高校の大先輩でミュージカルの舞台で活躍されている、2014ミス日本 海の日の花岡麻里名さんが、Instagramで2021ミス日本募集の紹介をされていて、何気なく気になって見てみたら、勉強会やSDGsの取り組みなどの活動が面白そうで、勢いで応募しました。応募締め切り日の直前でした。

 

2021年3月コンテスト前日審査でOG人気投票 ザ・ブリリアント賞受賞

 

—– それまでミス日本についての興味や知識はありましたか

 

申し訳ないのですが、それまでまったくミスコンに応募したこともありませんでしたし、興味もありませんでした。
綺麗な方がたくさんいらっしゃる大会ぐらいの認識しかありませんでした。
自分が綺麗だと思って応募したということではまったくありません。
アメリカでは心待ちにしていたワークショップが中々できないまま終わってしまったのですが、日本でもやりたい!と思いつつ、でも、まだ実力も知名度もなくどうしようかと悩んでいたところ、ミス日本の募集に「あなたの夢を後押しします」というフレーズがあり、挑戦すればもしかすると教育活動も形になるかもしれないと思って応募しました。
幸運なことに、西日本地区大会に進んだのですが、これがまた楽しかったのです。
面接が終わったときに「とっても楽しかったです!ありがとうございました。」と挨拶したぐらいですから。
自分のことを知ってもらったり、新しい挑戦をするということが楽しいんだと思います。
それに、ミス日本の活動を更に調べたら、みなさんの活動している姿がとても楽しそうだったんです。

締切日に応募した当初は、母に「私、ミス日本になるわ〜」とふざけて言っていたぐらいに、当時は何もわかっていなかったですし、何も準備もできていなかったです。
勉強会で毎回学びの機会をいただいて、新鮮な体験ばかりで楽しかったです。

 

※勉強会の詳細: ミス日本 2021のファイナリストが学ぶ勉強会 第1期第2期第3期前編後編

 

4月 自閉症啓発デーオンラインイベント              11月海岸清掃ボランティア

 

4月オリパラ組織委委員会会長表敬                        12月 言葉を越えて展

 

12月スポニチフォーラム                                          12月都知事表敬とTOKYOワクション1

 

12月こども食堂ボランティア                                  1月スポGOMI

 

—– ミス日本ミススポーツになってからのお話を教えてください

 

ミススポーツは私で3代目になります。
昨年は東京オリンピックが開催されましたが、新型コロナの影響で、直前まで東京オリンピックの開催自体も危ぶまれる状況でもあり、他のスポーツイベントにもミススポーツという襷をかけて参加することはあまりできませんでした。
それでも現役のミス日本であることに変わりはないと思い、自分で活動の機会を作りたい!と意気込んで、お世話になっている方々と相談や提案を行いました。

就任当初の AOAartの司会の活動は楽しく、自分の知らなかった自閉症の世界をもっと深く知ることができました。

また、ミス日本コンテストの活動をより多くの方に伝えたかったので、2022ミス日本募集の際にはインスタライブを実施し、ミス日本コンテストについて質問に答えたり、毎月みんなで SDGsを学ぶインスタライブを実施したり、新しい試みをいくつか行いました。
現役メンバーがそれぞれの活動で学んだことなどを繋げて、海岸清掃やこども食堂・スポーツゴミ拾い大会など、3つのボランティア活動も、たくさんの方の協力を得て行うことが出来ました。

 

※ミス日本としての活動: 現役ミス日本からのメッセージ

 

野球のバッティング

 

—– コロナが収束したらやってみたいスポーツはありますか?

 

野球をやってみたいです。昔から憧れはあったんです。
他の球技はまだ楽しく取り組めますが、野球はフォームが大事ですし、バットをボールに当てられないんですよね~(笑)
中学生の同級生が巨人に入団したので、自分もやってみたいと更に感化されました。

 

—– プロ野球の始球式とか?

 

やりたいです! ちゃんと投球の練習もします!(笑)

 

ゴルフのスイング                バレーボールのレシープ

 

—– 今後、やってみたいことはありますか?

 

表現者としてもっと幅を広げたくて、今、オーディションを受けているところです。
舞台に立ちたいですし、テレビドラマにも出たい、たくさん経験を積んで、最終的には演出の仕事もやってみたいです。
特にミュージカルにも出たいですね。歌とダンスが好きなので、ミュージカルの舞台は特に経験したいです。
プライベートでは、コロナが収束したら、海や山といった自然と触れ合える時間をもっと大切にしたいので、行ったことがない場所に旅行に行って、自然のパワーをたくさんもらいたいです!

 

今年は勝負の年にしたいです。絶対いい年にします!

 

—– ありがとうございました!

 

 

(取材協力: 一般社団法人ミス日本協会、出演: 髙垣 七瀬、 撮影・編集: 森川 創)
関連リンク:
2021 ミス日本ミススポーツ
https://www.missnippon.jp/award/miss-sports2021/
ミス日本が「こども食堂」で楽しくクリスマスイベントのボランティア! クリスマスドーナツのプレゼントも!
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ミス日本ボランティア協会主催「ミス日本×スポGOMI」 ゲーム感覚で街頭清掃のボランティア!
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写真で振り返る第53回 ミス日本コンテスト2021
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